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当ブログは、管理人:煮汁の趣味で構成されております。
主に創作・擬人化イラスト等を取り扱っております。

擬人化」「同性愛と言う言葉に少しでも抵抗を感じる方は
閲覧をお控え下さいますようお願い致します。

他、私の趣味嗜好として残虐・グロテスク表現が御座います。
当ブログには余り掲載しないとは思いますが御了承をお願いします。

 

『神様がいるとしたら、何故ボクらだけ愛してくれないのか?』

クラ仔の過去小説読んで、ついナギィの過去小説を書きたくなった…!(´;ω;`)

 

暗いです!

救いなんてありません!

とにかくナギィが可哀想です!

 

↓良ければ下からドウゾ(`・ω・´*)↓

 

 

 

 

 

 

 

――ねえさんへ

ボクは、毎日、楽しくくらしてます。

マックスちゃんやエレナちゃん、キィヤナとはいっしょにいません。

「せいかつひ」をかせがないといけないから、しかたないんです。

みんなと会うのは、まだ、いつになるか分からないけど、いつか会える日までボクはがんばってはたらきます。

だからねえさんはマックスちゃんたちを見守っていてあげてください。

ボクはだいじょうぶだから。

――ナギサ

 

 

「ナギィ」

“ご主人様”がボクの「上で」、ボクの名前を呼んだ。

「…はい」

ボクは丁度書き終わった手紙を二つ折りにしてズボンのポケットに仕舞い込む。
ご主人様の体重でいい加減痺れていた腕が、同時にガクンと力を失くす。
がんっ、と音が響いてボクは強かに顎を地面に打ちつけた。

「…ッ!」
「悪い子だな…俺がこれを読み終わるまで耐えろって言っただろ?」
「…す、すいま…!」

言い終わる前にご主人様がボクの腹を思いっきり蹴り上げた。
口の中に、どっと血の味が広がる。

「俺は、お前を拾ってやったんだぜ?」
「…は、い」
「俺が拾ってやんなきゃ、家に帰れないお前は今頃餓死でもしてただろう?」
「…はい」
「こーんなガキを雇ってくれるヤツなんざ、そうそういないしなァ?」
「…仰る通りです…」

ご主人様がにいっと笑って、ボクを蔑んだ。
怪しく光った赤色の瞳を尻目に、限界だったボクの意識は闇の中へと溶け込んでいった…。

 


ボクが目を覚ましたとき、どうやら両手首と両踝に枷がつけられているらしかった。
じゃら、と鎖の音が響き体の自由がきかない。

…いつものことだ。

いつも通り、ボクは牢の中に閉じ込められていた。

だから、夜は嫌なんだ。
昼はすっごく優しいご主人様が、夜になるとボクに酷いことをし始める。
理由なんてきっと無いのだろう。ただ、自分の鬱憤を晴らしたいのだろう。

「ナギィ」

嫌だ。もうボクの名前を呼ばないで。

「…返事をしろと、何度も言ってるだろう?」

ボクの名前を、その汚れた口で呼ぶな。

「聞いてるのか?」
「…ッ!!」

ご主人様の持っている鞭で頬を叩かれて、ぴしっ、と渇いた音が牢に響く。
しどけなく垂れた鞭が、今のボクにとってはどうしようもない恐怖であり。
そして、絶望だった。

「…ごめんなさい…!」

ボクは何度も何度も訳の分からぬ謝罪を繰り返す。

なんでボクはこんなことをされてるんだろうか。
なんでボクはご主人様に謝っているのだろうか。
なんでボクは抵抗しないのだろうか。

 すべての答えを、忘れた。


ボクが謝り続け、ご主人様に数十回ほど叩かれて、ようやくご主人様の手が止まる。
牢の中にボクとご主人様の乱れた息使いが充満する。
しな垂れた頭を上げずにご主人様の顔色を伺うと、楽しそうに微笑んでボクを見下していた。

それで、良い。

もしつまらなさそうな顔などしていたら、最悪、骨を折られてもおかしくない。
もうすぐ終わる。
ご主人様が満足してくれれば、すべて終わる。

「…ご、しゅじん…さま…?」

体中の痛みが酷くてちゃんと言葉を発すことができない。
と、その途端、ご主人様がボクの服をがっ、と掴んだ。

「?!」

思いっきりたくし上げられ、ボクの上半身が露わになった。

「ご、ご主人様っ?!」
「思ったより痕がついてねぇな…」

そう言うや否や、ボクの腹へ直に鞭を叩きつけた。
服の上から叩かれてた今までとは桁違いの痛みに、悲鳴を噛み消すことは無謀であり。

「うあああああッッ…!!」

胸の下のあたりに、一本の蚯蚓腫れが形成された。
すうっと、赤い線。
それを見たご主人様が、再びにいっと哂う。


そうだ、もっと機嫌を良くして。

そうすれば、今日の悪夢は終わるんだ。

明日の朝になれば、また優しいご主人様に会えるんだ。

夜なんて無くなってしまえばいいのに…。

 

 


「…う…っ…姉さっ…」

ボクは手枷と足枷を外された状態で、牢で声を抑えて泣いていた。
牢の鍵は閉まっていない。ご主人様が閉め忘れたらしい。

本当は、こんな所、出て行ってやりたかった。
しかしボクのような子供を雇ってくれる所なんて、正直他には無かった。
…ご主人様に抵抗すればいいのかもしれない。
生まれつき持っているこの馬鹿力なら、ご主人様は愚か大人が数人向かってきても負ける筈は無い。


でも、もう全てが面倒だった。


もう、どうでも良かった。
姉さんがボクを庇って死んだ時から、何もかも終わった気分だった。

マックスたち…姉さんの子供の為に、とりあえずお金を稼ごう。
その思いだけでここまで生きてきた。

「…も、もう…もういやだ、よ…っ…!」

姉さんのところに逝ってしまいたい。
そう何度思ったことか。


ボクは涙を拭って、冷えた手に息を吐き掛ける。

泣いてても、どうにもならない。
ボクは生きなきゃいけない。生きて、家に戻らなきゃいけないんだ。
家に戻って、皆に姉さんのことを謝って…

…そして、それから、死のう。

ボクが姉さんを殺したんだ。
ボクがもっとちゃんとしていれば、姉さんは死なずに済んだ。
ボクはもう、マックスに、エレナに、キィヤナに…愛される権利なんて、これっぽっちも持ってないんだ。

「…マックスちゃんに殺されるなら…」

 

それは、心からの幸福だ。

 

ポケットの中に入れた筈の手紙は、 ナギサの血で真っ赤に染まっており。
鞭で幾度となく叩かれた為、ぼろぼろに破れていた。

 

 * * * * *

 

凪「はあ」

ル「何その超ヤル気なさそーな感想ww

凪「いや。自分の過去と言えど…今の暮らしからは想像すらできないよ。
  現実味ゼンゼン無いんだけど」

エ「ナギィとお姉ちゃんの過去は壮絶だから…怖いわ…(ノ_・。)

M「ソーゼツぅwwww

キ「…壮絶じゃなくて良かったじゃないか」

凪「別にねー! こっちだって望んで壮絶になったんじゃないんだよ?!
  あの状態で家に帰れるほうがおかしいでしょ!」

ウ「家がイチバンなのだーw」

ル「俺なら家に帰るねw とりあえずキィに会いに行

キ「…」

ル「キィヤナさん、その俺に突き付けてる拳銃をゆーっくり下ろせば今日の運勢は大吉デス☆」

ウ「ルックってばむっちゃ汗かいてるのだ~w」

凪「まあ過去は過去でしょ? いいよ今のままで。若干煩いけど。キィとかキィとか

M「キィちゃんうるさいってー!! ダメでしょぉー!!!

キ「…悪い」

ル(いや一番うるさいのはマクシィだけど…っていうのは言わないほうが良さそうだな…)

 

 

マクシィを貶したりなんかしたら、キィとナギィに血祭りにされマスヨ☆

シリアスとか書きたいなーとはよく思うんだけど、
マクシィたちにはいつまでもうるさくぎゃいぎゃいやっててほしいわやっぱ(笑
そっちのが似合ってるんだよね(゚∀゚*) 


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虹流蓮珠

 1 時 間 も か か っ て い た … ! ! 
マジか!!!orz

すいませんペン入れが嫌になってこっちに逃げてきただけです(´;ω;`)
ペン入れ嫌いじゃー!!
誰かペン入れだけやってくんないかな!!(←
ていうか寧ろ私下書きだけ描くから他のこと誰かやってくんないかな!!(←

ペン入れと色分けが嫌いとか私終わってるね!!\(^∀^)/
by 虹流蓮珠 (2008-11-08 16:45) 

一夜

一個聞いていいかな蓮ちゃん・・
クラ仔の過去小説とかどこでよんだ・・;?(ぇ
小説置き場?だとしたらそれ・・ポケのほうのクラウンのですwwww←
ご・・ごめん、ややこしくて・・!←
クラの過去はそこまで暗くないよ、いや痛いけど。←
ナギィ君と似てるような似てないような感じ・・かな。
ごめん、ややこしくてホントごめんorz

ちくしょう、このご主人おれが殺してやりt(落ち着け
過去がつらかった分、今を楽しめばいいとおもうぜ、ナギィ君!
ご主人さんはマウラがのろってくれっから☆(マウ:なんで俺?
よし・・簡単にクラの過去小説書いてくるとするよ・・!!
小説みると書きたくなる、これがおれ!←
んじゃ、お邪魔しました・・!
by 一夜 (2008-11-08 16:59) 

虹流蓮珠

マ、 マ ジ で !!!!!\(^∀^)/
やばい自分早とちりわろすwwwwww
ホントだよく見たら、ちゃんとリヴのほうは「クラ仔」って書いてある!!orz
by 虹流蓮珠 (2008-11-08 17:07) 

★☆ai☆★

こんにちはー!!!
小説よみました゚v゚*
ナギィくんがかわいそうでなけます(ノд`)゚。
ご主人・・・・!!!!
ナギィくんにしたことをそのままやり返したいですヽ(#`I´)ノ(←
でもいまは幸せになっていてよかったですね><
そして今日はなんか曽根ぶろがおかしいのか
なんなのかわかんないんですけども
ほかの方のブログに遊びに来てもログアウト状態でnice!がおせませんorz
なおったらまたきますね(;ω;)
でもなぜかコメントはできるようです(・ω・`)
ではではー*・v・)ノ
by ★☆ai☆★ (2008-11-09 10:29) 

真先

泣 い た orz
凪裟くん・・・・!切ないよう。゚(゚ノд`゚)゚。

暗い過去を背負ってるのに今明るく生きている子って本当健気だ・・・
ずっとずっと幸せでいれればいいね(ノ´ω`ヾ)

↑でaiさんも言ってるけど何だかソネブロおかしいの・・・;;
本当なんとかして欲しいよ(゜皿゜)
by 真先 (2008-11-09 14:56) 

ひいち

最初の三行あたりでこれはまずいと思って
出来るだけ何も考えずマッハ読みしました。
なのに泣きそうまずい(´;ω;`)!!!
>>「…マックスちゃんに殺されるなら…」
ここ 涙 腺 崩 壊 ・・・!
ほ、本当に今のナギィ君が幸せそうでよかった・・・
ナギィ君頼むから人生フルに楽しんでね!ひいちが泣くからね!!

それでは、乱文失礼致しました。
ちょっと今から布団に顔うずめて泣いてきやす・・・(´∀`)
by ひいち (2008-11-09 17:13) 

もえ

良いね、良いね、良いね!!!(っ´∀`c)キュンキューン
暗い話かつ過去話!!!!
うはうはwww(意味不

ナギィ…
お姉さんが今すぐこのおっさんを倒しに行くよ!!!((((((
ま・・まぁ、でも、その未来が幸せなナギィはそれを糧にして過去を我慢して過ごすのかもね!(糧の使い方間違ってるかも(;^ω^)
そんなナギィが好きy(←キモイ
by もえ (2008-11-10 01:06) 

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