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当ブログは、管理人:煮汁の趣味で構成されております。
主に創作・擬人化イラスト等を取り扱っております。

擬人化」「同性愛と言う言葉に少しでも抵抗を感じる方は
閲覧をお控え下さいますようお願い致します。

他、私の趣味嗜好として残虐・グロテスク表現が御座います。
当ブログには余り掲載しないとは思いますが御了承をお願いします。

 

スケコマシ兄ちゃんと変人姉ちゃんでお誕生日ぱーちー⑦

ル:悪ィ悪ィ、昨日は3時くらいまで騒いでるつもりだったんだけどよ~

…睡魔に負けました/(^∀^)\

ル:っつーワケで、今日も騒ぐぜ煮汁!w

へーいよー!
では再三改めまして、ルックお誕生日会再開にごぜーます~vv

↓BL(ルクキィルク)小説なんで一度畳みますね~!

 

 

 

***

 

「俺、誕生日無いんだよね」
「…は?」

キィヤナが眉をしかめつつ間髪いれずに返事を投げつけた。

「んーとォ…俺、物心ついたときにはユメクイんトコに住んでたんだよ。ドコで生まれたかとか、親とか、そーゆーコトなーんも知らねぇってコト」

キィヤナが目を瞠る。
…こんなくだらない事、聞くべきではなかった。
ある意味俺の親ってユメクイだよな、と笑うルクセヌに謝罪を述べようとキィヤナが口を開きかけ、そこで何かに気づいたかのように顎の動きが止まる。
少しの間そのまま沈黙し、そしてさっき言おうとしていたこととは別の言葉を紡いだ。

「…一度もお前は誕生日を祝って貰った事が無いのか」

ルクセヌはへらっと笑う。

「そうなるねぇ? ユメクイなら知ってるかもだけどな…でもまぁ聞きたくない…」
「…」

ユメクイに聞いたが最期、きっと代償だなんだと言ってとてつもない目に遭いそうだ。
顔を青くして、まるで逃げるように目線を空に泳がすルクセヌ。
ルクセヌとユメクイの関係を知っているキィヤナは、ほんの少しだけルクセヌに同情した。

「まっ、別に誕生日知りたいとか思ってないしぃ。祝う日が1日減るんだし、安上がりでいんじゃね?」

軽く笑うルクセヌは、無理をして笑っているようには見えない。
恐らく本心から、誕生日なんてどうでもいいと思っているのだろう。
けれど。

「…しがつとおか」

唐突にキィヤナが呟いた。

「ん?」
「お前の誕生日。4月10日」
「ユメクイから聞いてたのか?」
「いや。オレが決めた。今」

あまりにキッパリとした言い草に、ルクセヌは盛大に拍子抜ける。
軽くソファから落ちそうになった体を持ち上げて、慌ててソファに座り直した。

「お前の誕生日が誕生した瞬間に何アホ面さらしてんだ」
「分っかりづらッッ!! ややこしいってその言い方!」
「…嬉しくないのか」

キィヤナの物憂げな横顔に、つい本気でどきりとしてしまう。
キィって表情のバリエーション少ねェようで多いからな…。
嬉しそうな表情もイイけど、今みたいな哀愁ある表情って艶があるんだよな。基が美人だし。

「嬉しいって!! マジで嬉しいし! 一生大切にするな! なっ!!」
「…」

きらきら輝いておバカな発言をするルクセヌを尻目にちらりと見てから(大切にするって言うのかそれは…)、キィヤナは机上に置いていた本に手を伸ばす。

 

ハルカゼたなびくある日の午後のひるさがり。
居間のソファに、ちょこんとふたり。

 

***

 

ル:去年、キィが俺に誕生日くれたんだよな~w

ただのキィの気紛れだろ、キ・マ・グ・レ!!

ル:気紛れだろうがなんだろうが、キィがくれたんだからそれでいんだよw

お前段々違う方向にウザくなってるよ…\(^∀^)/
小説は地味に続きます(笑


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